発表資料

3月27日勉強会発表資料 「艦船による災害医療の組織的介入」


概説

 本資料は、2013年3月27日に開催された「日米共同病院船フォーラム」で発表された資料である。  「東日本大震災におけるDMAT活動」、「日本の災害医療に関する脆弱性」、「艦船による災害医療の組織的介入」、「『災害現場にICUを』 :夢の災害医療の実現」に関して述べられている。

目次

・東日本大震災におけるDMAT活動

・東日本大震災の経験から見えてきた日本の災害医療の脆弱性
 課題1. 搬送先病院の確保に苦労した!
 課題2. 救急隊は「指導医」を求めていた!
 課題3. 医療用ヘリ(ドクターヘリ)は航空管制を受けずに飛んでいた!
 課題4. ヒトとモノがバラバラに入ってきた!
 課題5. 遭難しそうなDMATがあった!
 課題6. 花巻空港(SCU:搬出拠点)の医療環境

1.艦船による災害医療の組織的介入
 72時間以内に、ハード(医療設備)とソフト(医療者および
 医療資機材・薬剤)を一緒に被災地に投入することが可能となる。
 医療設備は収容準備が完了している。
 医療者は訓練され統率されている。
 医療資機材・薬剤は整理され分類されている。

2.「災害現場にICUを」 :夢の災害医療の実現
 政府が進めてきた 『災害派遣医療チームの標準化』 事業は、
 病院船の導入をもってはじめて完結する。
 医者は組織戦を戦えない。
 医者は病院で働くのが最も作業効率がよい。
 「災害時には人がいない、モノがない(だから諦める)」の常識を覆す。

・首都直下地震等による東京の被害想定
 津波浸水の分布から都立墨東病院のライフラインの損傷予測

基本情報

発表者 山口 芳裕
(東京DMAT運営協議会 会長 )
ページ数14 ページ
発行年 2013/03/27
情報更新日2013/04/03