「超党派災害時船舶活用医療提供体制推進議員連盟」を代表して8月25日に羽田から出席した津島事務局長の御礼訪問に、帰国してすぐに日本は衆議院選挙などで御礼参りも遅れたこともあり、渡米訪問先のアレンジメント他、多々のご支援を賜ったエマニエル米国大使に御礼申し上げる機会を得て、会長の加藤勝信(財務大臣の職務を離れ会長)が同行訪問しました。
当初は日本の災害について知って頂く説明を兼ねていましたが、逆に大使から緊迫するインド・太平洋の安全保障に重なるフィリピンプレート海域で多発する災害時の人道支援について質問がでるなど、期待以上の意見交換が実現しました。
日本は四方を海に囲まれているため、災害時には海からの医療アプローチが極めて有効であることはもちろん周知されていました。今後は、避難者のための快適な船内設計を心がけると共に医療をケアの実施等に必要な所轄組織、船舶保有に必要な予算の確保、保有まで係る時間を災害対応専門職員の実務スキルの向上に充てることなど急務になっています。一方で領海内の自国にだけ目を向けるのではなく、公海じょにつならなる海洋国日本としての国際貢献への寄与をはじめ救援ルールの国際標準化を推進する『軍・民共同訓練』の大使アイデアを提案いただくなど、有意義な意見交換は今後の日米の共通の利益になるとの助言もありました。
(大使面談シナリオ下記)文中のトピックを抜粋
超党派議連に至る活動をご存じない方々は改めて知って欲しい「世界最大の病院船マーシー」を戦後初めて東京に寄港を実現し、広く国民に病院船とは何かを知らしめた唯一の議員連盟の活動から、本年6月1日に施行された【災害時等における船舶を活用した医療提供体制の整備の推進に関する法律】に至った活動に米大使は敬意を表されました。
Topic record related to us
- We created a public relations effect by showing the “World’s Largest US Navy Hospital Ship Mercy” to the public who were unfamiliar with hospital ships, and in order to change the political current we had the first Japan-US Hospital Ship Symposium, port call at Tokyo Port at the first time since the WWⅡ.
- As a result of this, a bipartisan parliamentary group was established to promote the use of shipboard medical services in times of disaster, and the “Act on the Promotion of the Development of a System for Providing Medical Care by Ships in Times of Disaster (Hospital Ship Promotion Act)” was passed in the Diet in June 2021. It came into effect on June 1, 2024.
- Expectations for the use of ships are rising in the wake of the Noto Peninsula earthquake that occurred in January 2024.