はくおうⅡ 八代港引き上げ9月15日を前に

9月12日9時6分発 九州新幹線で9時44分着熊本駅でTSPディレクター・三浦大明さんの出迎えを受け一路、八代港に停泊の「はくおうⅡ」の撤収業務中の内閣府船舶医療推進室の三橋 康之氏(写真右端)を訪ねました。(写真中央:山下与志雄船長、左端は濱岸勘一/一等航海士、写真右から2番目:はくおうⅡ船舶会社・豊国シッピング顧問/保坂収氏)皆さん貴重な時間を割いて、八代港が遠浅な海な海のために航路浚渫でできた港の係留位置の背景、入港の際の浚渫後の航路図等のご説明いただき増田。ありがとうございました。。

はくおうは元々、高速マリン・トランスポートが保有し、防衛省がチャーターする貨客船。その前は新日本海フェリーが運航していたカーフェリー「すずらん」

経歴
進水1995年7月12日[2]
竣工1996年5月
就航1996年6月11日
運航終了2012年6月19日(定期船として)
要目
総トン数17,345 トン
載貨重量5,440 トン
全長199.5m
幅25.0m
最大幅25.0 m
深さ14.8 m
喫水7.23 m
デッキ数6
機関方式ディーゼル
主機関DU–SEMT Pielstick 18PC4-2B
過給機付4サイクル18気筒V型ディーゼル(410 rpm)
推進器可変ピッチプロペラ 2軸
出力47,660 kW(64,800 PS)
航海速力29.4ノット
車両搭載数トラック122台、乗用車80台

 

はくおうⅡの撤収離岸は9月15日の予定、13日を期限にほぼ順調に撤収作業は進展してきた様子は伺えました。三橋氏の頑張りには敬意を表しつつ、なんでもそうだと思うが初め良ければ終わり良しの例えのとおり、「Concept & Operations=作戦要領」が整っていない現在、人事異動常の役人文化の中で継承するノウハウも貯めるには、災害大国の作戦司令部の強化を政治が支援していくことは大事な役割に思える。お迎えいただいだ担当者に「ご苦労様」は当然のリスペクト。拙筆ながら、南海トラフ地震の報道シュミレーションにあるような実務を担う部署の人的な強化を政治に善処していただくと共に、継続性の高い応援体制を地方自治体の意見を活かしつつ、災害大国の作戦司令部の課題解決に臨んでいただく環境”カイゼン”が進展することを期待している。

国立健康危機管理研究機構DMAT事務局/小森健史さんありがとうございました。

はくおうⅡの役割

はくおうⅡは、防衛省が借り上げている民間船舶で、熊本地震に伴う災害派遣活動の一環として八代港に入港しました。この船は、被災者の入浴・休憩・医療などの生活支援を担う「ホテルシップ」として運用されます。最大約700人の収容が可能で、平時は自衛隊の部隊・車両・物資の海上輸送に活用され、大規模災害時には被災者向けの生活支援拠点として機能します。

病院船計画

元来、自衛隊には独自の病院船を保有する計画があり、政府内でも検討が進められていた。米国病院船「マーシー」など多数の病院船は米国に限らずスペインやアジア諸国(中国、ベトナム、インドネシア等)でも運用されている。しかし、新造では建造費用が高額だからとか、維持費も高価だから等々の理由から日本では専用船の新造や中古船改造は断念され、大規模自然災害や武力紛争など有事の際は、既存民間輸送船に野外医療システムを搭載して対応する方針となり、実証訓練を実施するが社会実装は見送られてきた。超党派病院船推進議員連盟の働きかけで、2021年6月に病院船法の成立、翌年の同法の施行に伴い現在は内閣府に船舶医療推進室が設置され、運用のための準備が試行されている。

8月23日から渡米していた津島淳内閣府防災担当副大臣が熊本地震に携わってきた話に米海軍医療に携わる提督が共鳴したことで、貴重な水のご寄付があり、船内で自由に飲めるように案内がされていました。


(更新日: 2026/09/13)