レジュメ:ウクライナ戦争は日本にとって何が求められるか?
1.ポーランド出張報告
2.大規模災害とウクライナの教訓
3.日本周辺有事について
講話:18時から40分
質疑応答:10分/名刺交換10分
終了:19時
会場:衆議院第二議員会館1階第5面談室
進行係:砂田 向壱/公益社団法人モバイル・ホスピタル・インターナショナル
感想:非常に有意義な現状観察を拝聴できました。
特に、ウクライナから逃れてきた避難民の実態は、メディアの報道にみられる画一的な紙面やTV報道に
見られがちなアナウンスと異なり、90%以上が女性と子供たちである事実に接した講師・津島法務副大臣
の男親として感じた、戦地の厳しさでした。どんな思いで幼い子供たちがお父さんと別れ、命からがら逃れ
てきたか感情がこもった話に視聴者は戦争の厳しさを感じざるを得ませんでした。
翻って、我が国の大規模災害について、2.大規模災害とウクライナの教訓は被災孤児が多く生じた
311の教訓にも通じる避難所の課題が浮き彫りにされていました。
特に、日本はボランティアを軽々に扱う(見下した部分もある)に反して、現地ではほとんどが
ボランティアの献身的な活動を行政がバックアップする体制ができている実態に学ぶべき教訓を得た
というお話に視聴者は特に感じ入っていました。
また、不足は何かの問いに、
1)避難者を支える資金の提供を世界に求めている点。
2)医療者(病院収容力を)の不足が大きな課題として、
難病の子供たちを日本で受け入れて欲しい等々の具体的な提案がでました。
モバイル・ホスピタル・インターナショナルの理事には日本救急医学会の著名な医師や(病院経営者)もいることから、大規模災害時(首都直下型地震時)のベッド数の確保を数字的に提案する意見が出されるなど、ドイツ企業から派遣のドイツ人も活発に議論に参加される実りある報告会は大変好評でした。
当日資料PDF以下ご参照下さい。