米国の新型病院船3隻、オースタルUSAとの契約で前進

オースタルUSAは、同社の遠征高速輸送（EPF）プラットフォームを活用した最終設計と、長らく待たれていた米海軍の次世代病院船の建造を請け負った。総額8億6,760万ドルのこの契約によりプロジェクトは前進し、同社は2022年に承認され2023年10月に建造が開始された最後のEFTの完了後、船舶は同社の米国アルミニウム製造ラインで製造されると報告している。

海軍は、1986年/1987年から運用されている旧式の船舶、USNS コンフォートとUSNSマーシーを置き換えるため、このプログラムを進めることに熱心に取り組んできた。旧式の船舶は、1975年/1976年式の石油タンカーの船体に基づいている。

遠征医療船として知られるこの新しい設計は、プラットフォームのバリエーションであると同時に、海軍の病院船に対する新しいビジョンを象徴しています。この船は、浅喫水機能を備え、高速で機動性に優れた設計となっています。オースタルは、この双胴船は医療活動に適した、より安定した船でもあると強調しています。 

オースタル社によれば、この設計により、将来ベセスダ級となるこの船は航続距離が長くなり、厳しい港へのアクセスも可能になるという。また、オスプレイや、大型シコルスキー機や重量物輸送ヘリコプターを含む軍用ヘリコプターを運用できるように設計された飛行甲板が、この船の任務をサポートする。病院船の新たな構想の一部は、より迅速な対応速度と前方展開能力である。

この設計では、最高速度が少なくとも 30 ノット、航続距離が 5,500 マイル、航続距離が 18 ノットから 24 ノットの高速船が求められている。Naval News の報道によると、この船の仕様では全長 361 フィート、220 名以上の乗員を収容できるとされている。

「この3隻の新しいEMSにより、世界中のどこにいても迅速かつ安全かつ効率的に効果的な医療および外科的サポートを提供する米海軍の能力が強化されます」とオースタル社の最高経営責任者パディ・グレッグは述べています。「新しい遠征医療船は、オースタル社が設計・建造した実績のある遠征高速輸送（EPF）プラットフォームの能力をさらに拡張し、船上、海上、航行中にさらに複雑な医療処置や手術を実施できるようにします。」 

これまでの艦艇と同様に、新しい艦艇には緊急サービスと人道支援の両方のための幅広い医療施設が備えられる。陸上の海軍病院に匹敵する設備を備えた専用の医療船となる。医療施設にはトリアージと救命救急のほか、手術室、検査室、放射線科などが含まれる。

オースタルUSAは、米海軍へのEPF13隻の納入を完了したことを強調しています。現在、EPSフライトIIに取り組んでおり、最初の船であるUSNSコーディの納入に向けて準備を進めています。コーディは、一次手術、集中治療室、病棟ベッド、限定的なX線、検査、歯科サポートを中心とした基本的な二次医療を含む医療機能を備えています。この船は2023年2月に進水し、海軍の報告によると、完成すると新しい病院は約41人の医療患者と147人の乗船兵員をサポートできるようになります。コーディに続いて、次世代EMSベセスダクラスの前にさらに2隻のフライトII船が続きます。

https://maritime-executive.com/article/three-new-u-s-hospital-ships-move-forward-with-contract-to-austal-usa?fb_ref=XCs7wvVjB4-Facebook&utm_source=Facebook&utm_medium=ShareButton&utm_campaign=GetSocial&fbclid=IwY2xjawFu-dtleHRuA2FlbQIxMQABHSxDZa3VsAdJPGF8vCzIgMK047ZtNsYJOXSQiAcyPmYavHG_2-U6Z6WKCg_aem_E0asT23mX85agjYcB3ovKA

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